DENKYO_Kit
DENKYO_Kit(デンキョウキット)は、従来の電線共同溝の2次元設計を自動化・高度化することで、品質向上及び生産性向上を実現した V-nasClair(ヴィーナスクレア) ※1 のアドオン製品です。
現況地形サーフェスとMAISETSU_Kit(マイセツキット) ※2 等で作成した既設埋設物モデルを利用して平面計画と縦断計画を同時に行うことで、工期短縮かつ品質の確実化を図ります。
※1: V-nasClair 、※2: MAISETSU_Kitは別契約が必要です。
2024年6月に 特許を取得 しました。
電線共同溝設計支援装置、電線共同溝設計支援システム、および電線共同溝設計支援プログラム( 特許第7506107号 )
【紹介動画】DENKYO_Kit(デンキョウキット)
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本システムの導入効果
本システムでは、既設埋設物との離隔チェックを平面方向と縦断方向でシームレスに確認できるので、平面計画と縦断計画を同時に行うことにより、効率的かつ正確に設計することが可能です。さらに平面計画と縦断計画の設計データから3Dモデルも自動で作成されます。
設計照査や設計後の協議等で設計変更があった場合にも、平面計画と縦断計画をまとめて修正でき、設計データから2D図面を自動出力できるため、検討業務や手戻り時間も大幅に短縮できます。
作成した3DモデルにはV-nasClair専用の属性情報が付与されている為、既設埋設物としてV-nasClairで新たに電線共同溝を配置する際にも干渉チェック等で利用できます。
国土交通省が発表している、現状の2D設計プロセスから3D設計プロセスへの標準化促進のための取り組みにも対応しています。
≫国土交通省「BIM/CIMの進め方」 第11回BIMCIM推進委員会資料(外部サイト)
3次元先行型設計のメリット
3Dの測量地形データがない場合でも、2Dの平面図など、仮の地形データを利用して設計を開始することができます。 工期途中に3D測量地形データや、地下探査データで取得した既設埋設物データへ差し換えることにより、再計算を行い設計データに反映させることができます。
3Dモデルの成果の必要がない従来の2D設計業務においても、大幅な省力化と高精度な品質の向上が図れます。
高精度な設計照査
管路中心線を基準とした縦断計画を行えるため、今までの道路中心線を基準とした2D設計では正確に行えなかった、道路と平行でない区間の縦断計画を正確に行うことができます。
帯情報には、平面曲率と縦断曲率が表示されるため、平面と縦断の曲率の重なりが視覚的に確認できます。交角も表示されるため、現在の平面・縦断曲線を合わせた1径間内の総交角も視覚的に確認できます。
高精度な2次元図面表現と干渉チェック
データ信頼評価を考慮した3D設計データの在り方
1つの物件を共有し複数人での並行作業が可能に<協働設計>
地形データを共有して複数人で並行作業が行える機能をDENKYO_KitおよびMAISETSU_Kitに搭載しました。分担作業により全体の工期短縮が可能となります。
開発経緯
地中調査技術に精通しているジオサーチ様、設計業務に精通している長大様のBIM/CIM物件対応の中で、本システムは誕生しました。
詳細は 「実物件から生まれた、革新的な地下埋設システム」をご覧ください。
≫『建設ITガイド2024』に掲載されました(PDF)
機能/特長
本システムは、以下の機能を搭載しています。
- 3Dモデルからの2D図面(平面図(※3)・縦断図・横断図、端壁構造図(※4))の自動作成
- 概略数量の算出(数量表出力:特殊部基数・管路延長)、土量計算、平面図旗上げ(1径間の管路延長)
- 既設埋設物との干渉チェック(特殊部・管路の土工掘削領域モデル表示、縦断計画の離隔長領域表示)
- 設計照査(総交角、管路延長,平面曲率と縦断曲率の重複)の確認
※3 特殊部・管路モデルに対して平面図旗上げの自動作成が可能です。
※4 指示した箇所の特殊部モデルの断面形状の自動作成が可能です。
これらの機能を利用することで、BIM/CIMに対応した電線共同溝の3Dモデルを作成でき、比較検討や設計変更に費やす時間の短縮、図面作成時のヒューマンエラーや既設埋設物の誤認の防止にも役立ちます。
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